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「公務員やめとけ」系の記事について思うこと

転職活動をするにあたってネットの記事を参考にしてみたが、どれもこれも本当に使い物にならない…

と実感する一例について書いていこうと思います。

タイトルがタイトルですけど、公務員の実態とかはあまり関係ないです。それよりも、公務員をやめろとあおるサイト、サイト、サイト💢!!

結論から先に申し上げますと、(特に転職活動にあたり)ネット記事を参考にする場合は、「何が書いてあるか」よりも「誰が書いた記事なのか」ということに重点を置いて考えたほうが吉です。
その見抜き方を簡単に伝授します



URLを見るべし

URLを見ると「rikunabi」とか「mynavi」とかって入っているケース。
はい、もう察しの良い方ならお分かりだと思います。
はい、リクルート系の会社が作成した記事ですね。
コイツらは「公務員をやめて民間企業に転職すべき」と「やりがい」「成長」などの言葉で煽ってきますが、自分の利益のためなら人の不幸なんてへとも思わない合法ヤクザどもです。公務員をやめて民間企業に就職した人たちの将来のことなんてコレッぽっちも考えていません。考えているのは自分たちの利益のみです。
なぜ彼らの利益になるのか説明しましょう。
端的に答えを言ってしまうと、「人材が動けば動くほど求人サイトの会社の利益になる」からです。
公務員から民間に転職する際の手数料を企業から得て利益が生まれ、そして、転職市場を利用する人間を増やすことができるというメリットがあるのです。
この話をするためにも、まずは、リクルート系の会社の利益の仕組みについて説明する必要があるでしょう。
このようなリクルート系の会社は、基本的には募集を乗せる会社から何十万の掲載料を取って利益を出しています。そしてオプションを追加することによりさらに何十万、何百万と暴利をむさぼるシステムです。
例えばみんな大好き学歴フィルター。ボタン一つ(よりは流石に工程数は多いと思いますが…)で実現できる「学歴フィルター」により毎年毎年何百万、何千万も企業から定期収入が入る仕組みなのですからね、すごいことです。
そのようなステキな”オプション”の一つとして「エージェントサービス」があります。
はい、転職についてWebで検索をかけるとゴキブリのごとく無数に繁殖している悪魔のワード、「エージェント」です。エージェントサービスは表面的には「転職者の支援」ということになっていますが、実際に行っていることと言えば180°異なります。
エージェントサービスというのは要するに、「100万の仲介手数料をプラスで払うからウチの会社に人材をよこしてよ」という企業側の願望をかなえることです。これは私の偏見になりますが、(全部が全部ではないでしょうけど)高額を払ってまで人材が欲しい会社にはそれなりの理由があります。言ってしまえばブラックの確立が高いわけです。でも、転職希望者がブラック企業に入社したところでエージェントは知ったこっちゃありません。仲介してお金をもらうところまでが仕事ですから。
エージェントサービスで利益を得ようと思ったら「大量の人材を右から左へ移動させる」ということが重要になります。その人の将来?だから知ったこっちゃありません。
そしてこのような現行のシステムで利益を得ようと思ったら、転職市場に人がいればいるほど景気が良くなるわけです。
公務員から民間になるのは(選ばなければ)容易ですが、民間から公務員になるのは年齢制限などもあり難しいです。そういった意味でも、公務員から民間企業へと転職する案件が増えれば増えるほど、リクルート系の会社にとってのなくならない”金の卵”が量産されていくわけです。


リンク先を確認すべし

URLを確認した後に私がすぐに確認します。
エージェントサービスへの紹介につながるリンクが貼られていないかということを。貼られていたらブラウザバック。当然だよね?
転職エージェントというものを一度でも利用してみるとわかることですが、ほとんどのエージェントというものは転職者を焦らせるようなことを言ってきます。「もう他に志願者がいますよ」とか「異業種だと正直厳しいですね」とか。
※確かに異業種は厳しいですが、この人たちは、「大量の案件を捌きたいのに、異業種なんて成立しにくいものはトンデモない!!」というのが本心です。
そして、この手の、"弱者の心に付け込んだ営業"は戦略的にWebサービスでも行われています。そう、アフィリエイトです。
ここからは私の完全な私見になります。
Googleなどの検索って、自分でキーワードを入力して情報を得ているから、検索者が情報を取捨選択したような錯覚を覚えやすいわけです。つまり、何の根拠もない記事に対して信ぴょう性があるかのように思い込んでしまう危険性が潜んでいるわけですね。こういったWebの性質や人間の心理状態を利用した一つの最適解がアフィリエイトになるということです。
なぜなら、こうした商売をするにあたって重要なのは、「転職志望者の検索ワードに引っかかってSEO上位に表示されるようにする」ことが必要不可欠な要素になってきます。しかし、実際にこのような記事を量産するのは技術的、時間的にも難しいですよね。「転職志望者がどのようなワードで何を検索するのか」という(人間の心理がまず読みにくい上にデータの集計自体困難な)リサーチをした上で、SEO対策が完璧な記事を量産しなければならないというのは、リクルート系の会社のリソースのかなりを費やしても火力不足に陥ってしまうのではないでしょうか?
まあ、そこで有力なのはアフィリエイトを利用するということですよね。
(アフィリエイトの広告収入なんてもともと雀の涙みたいなもんですが)確かリクルート系のアフィリエイトは他のアフィリエイトの料金の3倍近くも払っているはず。
そりゃあ、意地汚いアフィリエイターたちは「これからは転職の記事の時代だ!!」なんて豪語しながら血反吐吐きながらでも記事を量産してくれるわけですよね。彼らはSEO対策なら(侍エンジニアほどではないとおもうけど笑)お手の物ですから、それなりに(SEO対策が施されているという意味で)質のいい記事も集まるわけです。コイツらも、転職志願者がどうなろうが知ったこっちゃありません。煽って煽って不安にさせて転職するなら○○エージェントというリンクをクリックさせることが目的ですからw



まとめ

URLにリクルート系の名前 → ブラウザバック
リンク先にエージェントサービス → ブラウザバック

あと強いて言うのであれば、お金の流れをつかむことって本当に大切。どんな言葉よりも企業の性質が分かります。
転職先の会社を調べるにあたってもそこら辺を考えるといいかも。